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【食と医科学、そして健康長寿セミナーの雑感】

何年前か忘れたけど、備忘録

 

【食と医科学、そして健康長寿セミナーの雑感】


12月5日(水)、慶応大学で行われた「食と医科学、そして健康長寿」セミナーに参加してきました。

4時間以上の長丁場で、複数の講演があり、
自分が初めて知った概念や情報もあり、個人的には収穫が多く、満足できました。
その中で、いくつか、初めてしった情報を備忘録として下記に記します。
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■健康と肥満の関係性
肥満の人は、そうでない人に比べて、不幸と感じやすい。
人生を楽しんでいると感じている人は、健康寿命が長い。

■眼とブルーライト
ブルーライトは良くない光と表現されることもあるが、そうではない。
昼間に浴びる(太陽光)ことは、サーカディアンリズムの適正化に必要。
夜間に浴びる(照明、PC等)で浴びると、リズムが崩れるので注意する。

■ストレスと幸せの関係
ストレスが全くない状態=幸せ、ではない
許容できるストレスが適切量あることが、幸せにつながる
例)スポーツは、心身にとってストレスになるが、終えた後の爽快感が幸せになる

■日本人の寿命・健康寿命
・寿命
男性 79.6歳
女性 86.3歳
健康寿命 (介護不要な寿命)
男性 70.4歳
女性 73.6歳

ロコモティブシンドロームに関して
運動器症候群:ロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)

運動器(関節や筋肉、靱帯など)の障害によって、要介護になるリスクが高い状態を指す。
メタボが内臓に関わる疾病リスクの高い状態を表し
ロコモは、運動器に関わる疾病リスクの高い状態を表す。

■日本人の運動習慣
・歩数男女ともに、15年間で毎日の歩数が1000歩減った。これは、年間10,000kcal太りやすくなったことに等しい。

・男女の体格
男性は、歩数が減ったことで肥満が増加している。
しかし、女性は、肥満がやや減少している。
若い20代の女性に関しては、やせ体型が3割以上になった。
運動量が減っていることに対して、肥満の割合が減っていることは、単純に喜んでいい事象ではない。

この傾向は、運動量の減少と同時に、栄養摂取の減少が同時に起きていると考えられる。
この状態は、女性のロコモティブシンドロームのリスクを高めることになる。

■日本人の運動意欲
運動を習慣にしている人は少ないが、運動したいと思っている人は多い。
60代以上の高齢者は、定期的な運動習慣がある人が多い。
しかし、50代以下、特に20-30代の若者は運動習慣が非常に少ない。
それは、仕事や子育てに忙しいことが原因として考えられる。

日本人の多くの方に、日常的に運動習慣を持って貰うためには、個人努力だけでなく、企業や自治体の協力が非常に重要

■日本人の医療費
生涯で、平均2,200万円
60歳からの医療費が全体の66%を占める。
同様に、70代以上だと、50%を占める。
亡くなる1年前からだと、20%を占める。

■日本人の死因
癌、心疾患、脳血管疾患が60%を占める

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【雑感】

ロコモティブシンドロームの情報は初めて知った。

生活習慣病やメタボが、食事と密接に関係していることに対して
ロコモは、運動習慣を関係している。
現在の日本では、食習慣が健康的でなく、まだまだ改善の余地が多い。

しかし、運動習慣においては、さらに改善が必要な分野だと感じる。
学生生活を終えた人で、定期的な運動習慣を維持している人がかなり少ない。
移動に関しては、都市部は電車、地方は車を利用する。

会社員の運動習慣では
自転車通勤、ジム通い、草野球、アウトドアスポーツ等があるが
自分の周囲を考えても、運動を継続している人がごく僅かだ。

ファストフードやインスタント食品などの不健康な食事と同時に、運動習慣がほぼ無い状態が、長期間続くと、メタボ&ロコモ(内臓と運動器)両方の疾病リスクが高まってしまう。
対策としては、個人の意識も大事であるが、
上記のように企業や自治体の協力が不可欠だ。

食事に関しては、会社に社食があれば、肉の量を抑えたメニューや
ベジタリアン向けのメニューを提供してみたり 、弁当屋も揚げ物が入っていない
メニューを販売する、などの策がある。

運動習慣に関しては、 会社がジム会費の3割負担して、1週間のうち1日は運動のため、15時退社OKみたいな策を行うのも面白いと思う。
自治体も、自転車のための駐輪場整備など、できることは少なくないはず。


健康に限った話ではないけど、社会問題の解決のためには、長期的かつ俯瞰の視点が必要だと思います。
短期的な利潤のみ追い続けると、後で大きなツケがまわってくる。

そんな感じで、色々考えた1日でした。
以上