20世紀と21世紀のビジネスで、求められる価値

子供に、「大人は楽しい?」

そう問われたら、楽しいよ、と答える自信が ありません。

 

大きな幸福を求めようとして

足下の小さな幸福を踏みつぶしていませんか?

 

その幸福の大きさは、アナタではなく

どこかの誰かが作った他人のモノサシではありませんか?

 

幸福もチンコも大きさなんて関係無いです、ジョン前田です。

 

 

20世紀と21世紀のビジネスでは、

求められるモノが大きく異なる、と思っている。

 

◆20世紀

大量生産、大量消費の時代だから

いつでも、より多く、より早く、

モノ・サービスを提供することが価値だった。

 

◆21世紀

個人が望む経験を提供することが価値になる。

 

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◆21世紀の価値

 

勿論、21世紀も大量生産・消費は残る。

やはり、人々は新しいモノが好きだ。

 

日本やアメリカでのiPhone人気などが、いい例。

 

とはいえ、モノを持つことより

良い経験が価値になるのは、確実。

 

それは、テクノロジーが発達しても

人体というアナログは、しばらく残るため。

 

4K,8K,16Kだろうが、どんなに高画質のTVが出ても

現地に行かなければ、感じることができな感情がある。

 

1億円かけたオーディオよりも

ライブ会場でしか、感じる事ができない興奮がある。

 

デジタルで、いつでも、どこでもつながることができる時代だからこそ

同じ空間にいる価値が増す。

 

今のところ、経験を提供するビジネスで

一番儲けているのは、ディズニーだろう。

 

また、観光産業は、今後も拡大していくだろう。

 

 

◆何を提供するか?

 

21世紀は、多くを提供するより

高品質のモノ・サービスを少し揃える、という方が

差別化に繋がるのではないか。

 

・飲食店

とりあえず、色んなメニューがあるけど

味は、可も無く不可も無い、安いチェーン居酒屋よりも

焼酎にこだわっている焼き鳥屋の方が、焼酎好きには、たまらないだろう。

 

ターゲットにする顧客を絞り、誰からも好かれるような

ビジネスをしないこと。

これも、取捨選択という戦略だ。

 

個人的には、梅酒と、数種類のフードメニューしか無いバー

みたいな、尖った店が増えたら、もっと面白いと思う。

開店時間も、14-22時で週5日みたいな。

 

 

・家電

日本の家電は高機能だ。

しかし、使わない機能も多い。

全ての顧客をターゲットにしているから、機能が多くなり

価格が高騰する。

 

自宅の電子レンジなんて、温めしか使わないのに

よくわからないボタンがたくさんある。

 

 

◆利便性の犠牲

 

先日、東京から大阪に荷物を送ったら

翌日に到着した。

その速さに驚いた。

便利だが、正直そんなに急いでいるわけではなかった。

 

利便性の犠牲として

どこかで労働者にしわ寄せがくる。

 

運輸だと、ドライバーなど。

テクノロジーが進化しても、どこかに

人間がやらないといけない段階というのは

今後しばらく残るであろう。

 

コンビニが24時間オープンして、商品が揃っているのは

24時間、商品を作って、運んで、店で販売している人達がいるからだ。

 

いつも思うのは、自分以外の人間は、

それほどまでに、世の企業に過剰な要求をしているのか、ということだ。

運輸だと、極限まで速く届けろ

小売りだと、24時間オープンしていろ

というような要求である。

 

しかし、実際はそうでないだろう。

要求の程度に幅はあるだろうが

デファクトスタンダードの要求を望んでいるのは

全体の5-10%くらいでないか、と想定している。

 

 

企業側としては

全ての顧客(過剰な要求する人々)のニーズに応えようとしているから

全てのケースで、過剰なほどのサービスを行い

その結果、労働者にしわ寄せが来ている。

 

 

例えば、運輸の場合

他の会社に比べて、関東→関西だと

到着が3日遅れるが、料金は2割安い、というような

会社があれば、自分は使いたいと思う。

急ぎの場合は、追加料金を支払えば良い。

 

そうは言っても、この資本主義で

上記のようなサービスを提供する経営は非常に難しいのだろう。

 

現実的には、1つの荷物の配送に、より多くの時間をかけると

それだけコストも膨らみ、配送料金を上げなければならない。

 

 

過剰な需要が、過剰な供給を生み

その結果、労働者にしわ寄せがきて、

誰もハッピーになれない。

 

そんな現状から、どうすれば

脱出できるのか?

 

自分は、まだ分からない。

 

 

しかし、個人も企業もビジネスにおいて、

全ての顧客に、より多くの価値を提供しようとすれば、

消耗するのは確実だ。

 

自分の得意分野で、高品質のモノ・サービスを

提供していくことが戦略になるのだろう。